海底二万里 ☆☆☆
ジュール・ヴェルヌ 創元SF文庫
ネモ船長の潜水艦ノーチラスの冒険もの。
海底の神秘が味わえる。
続編があるらしいが、まだ未読である。
読む機会があれば、紹介します。
岳飛伝 ☆
田中芳樹 中央公論社
全4巻
中国ももっとも有名な英雄。
日本ではそれほど知られていないが、中国の歴史好きを名乗るなら絶対に知っておいたほうがいいです。
中国に行ったら三国志より遙かに話が通じます。
火星年代記 ☆
レイ・ブラッドベリ ハヤカワ文庫
火星移住は火星人による妨害にも負けずに成功したかに見えた。
だが彼らを待ち受けていた運命は・・・。
名作です。
ガラスのうさぎ ☆☆☆☆
高木敏子 フォア文庫
戦争を経験した作者の少女時代が記されている。
戦争というもののむごたらしさを改めて思い知らされる内容。
アンネの日記と同じくらいの価値があります。
ガリヴァ旅行記 ☆☆☆
スウィフト 新潮文庫
ガリヴァが小人国、大人国、馬の国などを旅行する物語。
天空に浮かぶラピュタも登場する。
古典的な名作である。
ガルフォース ☆
富田祐弘 角川文庫
宇宙船スターリーフ号に乗り込んで戦う少女たちの物語。
敵国のパラノイドとの果てしない攻防は凄絶。
転生を繰り返しながら、それぞれの時代で戦う運命を背負っている。
全10巻。
吸血鬼ドラキュラ ☆☆☆
ブラム・ストーカー 創元推理文庫
世界的に有名なモンスター。
吸血鬼ものが好きならぜひとも読んでおきたい作品。
技法的にも優れていて、一般の物書きにはとても真似できないものになっています。
桐原家の人々 ☆☆☆
茅田砂胡 中央公論新社
全4巻
腹の底から笑える家族スーパーコメディ。
副題に恋愛・・・とついているが、作者がいうように全くの嘘である。
他にデルフィニア戦記という大作がある。
百書にはあげないが、☆3つの価値があるファンタジーである。
引っ越しの時に、どうしても荷物を減らさなければならなかったので泣く泣く手放した。
銀河英雄伝説 ☆☆☆☆☆
田中芳樹 徳間書店
全10巻・外伝4巻
長編スペースオペラ
帝国の常勝ラインハルトと同盟の不敗ヤン、貿易国家フェザーンとの3つどもえの戦い。
SFファンなら必読の書。
DVD全巻を購入してしまうほどの名作です。
ぜひとも読んでみてください。
銀河鉄道の夜/他十四篇 ☆
宮沢賢治 岩波文庫
子供、大人の区別なく楽しめる童話。
夢だけでなく、人生で大切な何かが込められている。
文学的価値の高い作品なので一度読んでみましょう。
日本を代表する作家の一人です。
グイン・サーガ ☆☆☆
栗本薫 早川書房
全100巻を目指して刊行中の大長編ファンタジー冒険もの
たぶん100巻では完結しないそうです
一説には200巻になるかもとか・・・
作者が死ぬのが先か、読者が死ぬのか先かという気がしないでもない。
グリム童話集ー初版ー ☆☆
グリム兄弟 白水社
全4巻
あまりにも有名なグリム童話だが、実は版を重ねるごとに収録されている話が少しずつ違っている。
また、子供にふさわしくないと批判された部分を削除したり、内容を変えたりしているのでだいぶイメージが変わっている。
それでも読む価値はあるといえます。
ゲド戦記 ☆☆☆☆
ル=グウィン 岩波書店
全5巻
世界三大ファンタジーの一つ。
私はその中でもこの物語が一番好きである。
偉大すぎる才能を持ちすぎた少年ゲドが、それによって重い荷を自ら背負わなければならない運命に落ちていき、苦悩と絶望と戦わなくてはいけなくなる。
人間的成長を示してくれる偉大なる作品である。
こころ ☆☆
夏目漱石 新潮文庫
人間のこころというものに、正面から光を当てた名作。
年齢を重ねれば重ねるほど、この作品の重さが理解できていくのではないかと思えます。
学生の頃に勉強しただけでは、この作品の良さを理解することは困難であろうと感じられます。
古事記 〜口語訳完全版〜 ☆
三浦佑之 文藝春秋
日本誕生の物語。
内容的には興味深いけれども、名前の難解さには手こずらされる。
日本書紀とあわせて読むのがいい。
私は読んでいませんが・・・。
小鼠 ニューヨークを侵略 ☆☆
L・ウイバーリー 創元推理文庫
世界にその存在を気にかけられていない小国フェンウィック大公国が、アメリカに宣戦布告するユーモア冒険小説。
世界平和に対して、こういう小説はありだなと思います。